実は驚くほど安いブランドの原価

例えば海外の高級ブランドのバッグとなれば、数十万円のものも珍しくありません。とても高価なものであり、それだけに原価も高いのではないかと考える人もいますが、実際のところはかなり安く、原価は販売価格の五割にも満ちません。
かといって安い素材を用いて粗悪な品を生産し、販売しているというわけでもなく、例えば一つのバッグを手作りする際には何十人もの職人が何日も掛けて生産するために、原価の材料と人件費はそれなりに掛かってしまいます。
しかしそれ以上にブランド品が高い理由は、他にあります。
まずは、ブランドそのものの名前です。そのブランドを所有しているだけでステータスシンボルになるほどのブランディング力を保持には莫大なコストが掛かります。他にも自国で生産した製品を他国に輸出する際にも、店舗を維持するためにも、販売する人材を雇うためにも莫大なコストはかかります。原価は個々の製品の原材料費のみではなく、ブランドそのものが運営していくだけのコストを見積もった金額が含まれているので、実際はもっと高いものと判断することができます。